SynthMasterソフト音源

KV331 Audio SynthMaster2


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あのArmin van Buurenも使用してるプロ向けの多機能ソフトシンセです。
開発したのはトルコの会社です。
シンプルなGUIをもちますが、スキンにより見た目も変更可能。

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多数の発音方式を持ち
2オシレーター構成のレイヤーを二つ重ねることで
幅広い音作りが可能です。

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豊富な音源方式

オシレータはいろいろな音源方式を持ちます

基本となるモデリングシンセには、
FMやAM、パルスワイズやサブトラクティブシンセに必要な機能はほとんど揃っています。

さらにオシレーターのユニゾン+レイヤーのユニゾンにより
スーパーソウ的な厚い音色を比較的簡単に作れる。
SAW以外の波形もユニゾンできるのも素晴らしい。

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4つのモジュレーターにより
4OP~6OPのようにも使えるFM機能
ただし、FM8のように、フィードバックレベルをもっていませんが
自己変調もできるので使い方によっては強烈なFMサウンドを出すこともできます。
しかし、このシンセのFMはこのシンセの個性として活用するべきでしょう。

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ウェーブスキャニングオシレーター

いわゆるPPGやMassiveと同じような「ウェーブテーブル」です。
自由に波形を入れれるので、いろいろな音色が出せそうです。

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アディディブシンセシス

加算合成です。

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ベクターシンセシス

かつてプロフェットVSなどにあった、ベクターシンセシスです、
四系統の波形を元にX-Y軸方向に音色を変化させることができるというものです。

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面白いのは単波形でいろいろな種類の波形を持っていること
これはサブトラクティブ、ウェーブスキャニングだけでなく
FMさせたときに効果的な仕様です。

さらにサウンドフォントを使うこともでき、いろいろな可能性を
秘めています。

自由自在のルーティング

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豊富なフィルター

アナログ/デジタルと選べ、その上で豊富な種類の
フィルターを持っています。
凄いところ。アナログフィルターを選択したときに
0~24dBまでスロープを可変できるところです。
つまりほぼ、全部のフィルターの種類を持っているといえます。

その種類によっては物理モデリングシンセのようにも使えるそうです。

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バーチャルパッチ的な自由なルーティング。
豊富なEG,LFOにより様々なサウンドが作れます。

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さらにマルチステートエンベローブ、2Dエンベローブ、アルペジエーター、シーケンサー
などにより、シンセ単体でもいろいろなフレーズが作れるのが
凄いところです。

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レイヤーごとのエフェクターもあり
アンサンブルの利き方もよく、簡単に音が厚くなり素敵です。

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また、全体のエフェクターも用意されています。
リバーブ、エコー(ディレイ)など必要なものは一通り揃っています。

このSynthMasterはユニゾン、FM、SFXに強いシンセだと思います。
パッドにもいいかもしれません。オールラウンドと銘打ってある通り
その可能性は無限大です。

ただ、初心者が使うには、ルーティングを自ら設定する必要があるので
かなり難しいかなと思いました。

フィルターにEGを使用するにも、ルーティングする必要があったりします。
他のシンセでサウンドデザインを学んでから挑戦してみるといいかもしれません。

まさにSynthMasterの名前どおり、シンセを高度に使いこなせてこそ
威力を発揮するシンセです。

プリセットもよくできているので、
興味がある方は初心者でも追加音色とあわせて
購入してみると良いのではないでしょうか?

(C) このページの文章はすべてEOS (イーオーエス)が著作権を保有します。スクリーンショットもEOS (イーオーエス)が制作しています。

  • 最終更新:2013-11-18 22:04:27

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