特集ハスキー第十一回

ハスキー特集 第十一回「EXP~追加音色特集」

六回目はこちら、蘇えるFMシンセ
七回目はこちら、ドラムパッドを活用しよう
八回目はこちら、SuperNatural特集
九回目はこちら、komplete10特集
十回目はこちら、ピアノ特集

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質問者: DAW.COM

現代の最高のシンセマスターであるハスキーさんに
インタービューと同時に、サウンドの秘訣に迫ってみた。

シンセマスターとは、主に海外のバークリー音楽大学関連の
天才的なDAWクリエイターに与えられる称号だ。
シンセサイザーウィザードにも近い呼び名である。
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その世界に通じる実力は、高度な教育によって磨かれた正真正銘の本物だ。
ほとんどの国内アーティストと一線を画す、それは一体どこから来るのだろう?


儚くも永久のカナシ-XCODE FA"00" Rework-

ギタリストでもFA-06をシンセ付のドラム音源として購入するといい

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儚くも永久のカナシ-XCODE FA"00" Rework / XCODE
(現在、iTUNESから購入&試聴可能!その他Amazonやレコチョクなどでも!)

DAW.COM: 今回も凄いですね!!

ハスキー:そうだね(笑)ついに00を・・(笑)


DAW.COM: ドラムもFA-06ですね

ハスキー:そうだね。SN-Dだね。実際にはかなりエディットしてあるね。
     このSN-Dはちゃんと使うとなかなかよく出来ているね


DAW.COM: 具体的には?

ハスキー:うんうん、タムは当然として、スネアやハイハットなどの
     BUZZがまず相当に効果的だね。

DAW.COM: 再現技術というものですね。

ハスキー:うんうん。プリセットのそのままでも十分使えるね
     その時TR10できちんと使うことが大事。
     それでやっとCOMPやEQがかかるようになるから

     それでも、多少エディットするとさらに使えるようになるね。
     やり方によっては高度なドラムのMIDIプログラミングの手間を
     大きく節約できるね、それだけで相当リアルなドラムが作れるね。
     まあ、BUZZの切り替えだけだけどね。

DAW.COM: ええー!それは凄いですね!!

ハスキー:うん、それで、ロックを作るのなら
     シンセサイジストだけでなくて、ギタリストでも
     FA-06をシンセ付のドラム音源として購入するといいかもね
     かつてのD4みたいな感じで。

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ALESIS D4

DAW.COM: なるほど、それなら便利に活用できそうですね!

ハスキー:だね!ドラムを音源で作って、ギターとベースは
     実際に演奏して録音する
     そういう使い方でも構わないよね。

DAW.COM: 柔軟ですね。いろいろ。

ハスキー:そうだね!

DAW.COM: それでも、ギターもFA-06で出していますよね?それって
     凄すぎじゃないですか!?

ハスキー:うんうん、ソロの歪ギターはFA-06の中には入ってない独自の
     ギターを使っている

DAW.COM: ええーーっ!!

ハスキー:でも、やっぱりシンセなのだから音色を作ってこそかな
     プリセットの音色はやっぱり優等生的な音色だと思う。
     そこに、ちょっとはみ出した音を作ってあげると

DAW.COM: なるほど・・深い!!

ハスキー:まあ、音色というよりもアンプシミュレーターを
     一生懸命調整するほうがギター音色はいい結果になるね・・!

EXP~追加音色特集

むしろ本体以上にEXPに価値がある

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Roland FA-06

ハスキー:むしろ本体以上にEXPに価値があるともいえるね

DAW.COM: そうですね。確かに元々高価な品ですね。

ハスキー:うん、エクスパンションボード自体が
     Fantom-Xまでは追加できたけれどFantom-Gでは
     ARXになっているよね。

DAW.COM: ですね。エクスパンションボードの全ての音色は
     Gには収録しきれていない?

ハスキー:そうそう、だからエクスパンションが重要なんだよ
     FA-06のEXPは、Integra-7の半分ぐらいの内容なのだけれど
     十分使えるものが抜粋、新しい音が追加されているね。

DAW.COM: 深いですね・・

ハスキー:そうだね。中には、波形から自分で音色を、単に鳴らすだけの
     簡単オリジナル音色を作ると、いい感じになるのもあるね

DAW.COM: 強烈に作りこまなくてもいいのですか?

ハスキー:うんうん。FAにしてもFantomにしても、
     XVって難しいイメージがあって、まあその通りなんだけど(笑)

     昔のJD800的に、”単に波形を探してシンセの上で鳴らす”
     という使い方でも十分に使えるね。
     それがシンセサイザー的でもある。

DAW.COM: うーむ、深い・・!!

ハスキー:うんうん、JD800からして、単に波形を混ぜるだけでもいろいろ
     音色が作れる。そういう工夫が必要かな。
     それだけの面白いサブトラクティブ/デジタルの波形が揃っていて
     単にピアノとして使うだけはちょっともったいない機材だね

DAW.COM: なるほど・・相当に濃い話題ですね・・

ハスキー:だね(笑)

出揃ったエクスパンション

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 EXP-01 Dance Trax Collection
 EXP-02 Keys Collection
 EXP-03 World Collection、
 EXP-04 Concert Piano Collection
 EXP-05 Electric Piano Collection
 EXP-06 Studio Collection、
 EXP-07 Brass Collection
 EXP-08 Strings Collection
 EXP-09 Complete Piano Collection
 EXP-10 Orchestra Collection

EXP詳細

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・EXP-01 Dance Trax Collection
特徴的な音色
13番 Beat&Groove X-Tronic SRX SRXボードからのエレクトロループ
286番 Pop Piano 90s Pno SRX JD800風の90年代のポップピアノ
290番 E.Piano1 HipHopEP SRX Hip-Hopに適したE.Piano
314番 Dist Gt GTRPowerSRX2 指一本で弾けるパワーコードギター

ハスキー:例のJD風ピアノが入っているEXP
DAW.COM: ですね。

ハスキー:特にループとか効果音とか便利なEXPだね。
     これは多くの場合、Slot1に入れておくといいと思う。

DAW.COM: 意外にギターなども入っていますね。

ハスキー:うんそうだね。ギターサウンドでも使えるものが
     多く入っているのが面白いね。


対応するエクスパンションボード
SRX-08 "Platinum Trax"

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・EXP-02 Keys Collection
32番 E Piano2 80's FM 80年代のFMピアノ

ハスキー:80'sなどのシンセなどを集めたEXP

DAW.COM: いろいろ懐かしい音色が多いですね!

ハスキー:うんそうだね。ただFM音は時々必要になるから
      ここを探すといろいろ波形が入っているね。

DAW.COM: なるほど・・!

対応するエクスパンションボード
SRX-07 "Ultimate Keys"

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・EXP-03 World Collection
28番 Beat&Groove Didgeri/ オーストラリアの民族楽器ディジリドゥ
65番 Plucked/Stroke Afro Harp 民族ハープ

ハスキー:使いどころは限定されるけれど必要な時は
     必要な民族楽器のEXP

DAW.COM: そうですね!やっぱり貴重なライブラリーですね

ハスキー:うんうん、そうなるね。

対応するエクスパンションボード
SRX-09 "World Collection"

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・EXP-04 Concert Piano Collection
1番 Ac Piano PremierGrand
30番 Ac Piano Air Grand

ハスキー:クラシック向けのピアノだね
DAW.COM: ピアノにこだわる人向けですね

ハスキー:そうだね特にクラシックを演奏するのに向いているね!

対応するエクスパンションボード
SRX-02 "Concert Piano"

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・EXP-05 Electric Piano Collection
1番 Pure EP1 豪華なエレクトリックピアノ
25番 EP1 w/FM 通常のエレピとFM EPが混ざった音色

対応するエクスパンションボード
SRX-12 "Classic EPs"

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・EXP-06 Studio Collection
10番 Dist.Gt HeaveyMute/SW ベロシティでストロークとミュートが切り替わるD.GT
61番 Ens.Str Octo Orch オクターブでのオーケストラセクション
96番 Sax Saxx-Shunn 少し枯れた豪華なサックス

ハスキー:バンドなどに向く、様々な楽器を収録したEXP
DAW.COM: やっぱりギターなどが豊富なのですか?

ハスキー:うーん、というよりバンド向けの楽器を
     いろいろそろえた感じだね。サックスとか。

対応するエクスパンションボード
SRX-03 "STUDIO SRX"

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・EXP-07 Brass Collection
3番 Ens Brass Pop Brs Fall ブラスセクションの"フォール"
42番 Ens Brass TpSect Shake "シェイク"でのトランペットセクション

ハスキー:各種ブラスのEXP、いろいろな奏法別に
     収録されている。

DAW.COM: ブラスのフォールがMIDIプログラミング
出来ない人には重宝しますね。

ハスキー:そうだね!無理にMIDIで作ろうとせず、音色の切り替えで
     対応するのもかなり賢い方法だね!

対応するエクスパンションボード
SRX-10 "Big Brass Ensemble"

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・EXP-08 Strings Collection
4番 Ens.Str Fast Stac/sw スタッカートのストリングスセクション
96番 Ens.Str Dim.Pizz 不思議な和音が鳴るピチカート

ハスキー:各種ストリングスのEXP、いろいろな奏法別に
     収録されている。
DAW.COM: こちらもスタッカートなど必要な奏法が揃っている感じですね。

ハスキー:うんうん、基本的な奏法は網羅している感じだね
DAW.COM: 弦のセクションやオーケストラを作る時には重宝しそうですね!

対応するエクスパンションボード
SRX-04 "Symphonique Strings"

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・EXP-09 Complete Piano Collection
12番 Ac.Piano BrighterSide 明るいピアノ音色

ハスキー:ポップス向きのピアノのEXP
DAW.COM: そうですね、Concert Pianoとの違いは
     音の明るさですか?

ハスキー:うんそうだね。こちらのほうが派手で明るいピアノ音色だね!

対応するエクスパンションボード
SRX-11 "Complete Piano"

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・EXP-10 Orchestra Collection
特徴的な音色
4番 Ens.Str Agitato Vins "Agitato"のバイオリン
64番 Solo Str VIOLIN solo 豪華なソロバイオリン
81番 Syn Pad Cystaline Pd JUPTIER的なクリスタルなパッド


ハスキー:オーケストラ、映画音楽などに使える壮大な
     アンサンブルかな、弦、管、各楽器も収録。

DAW.COM:いろいろ各楽器が揃っていますね。かなり気の利いた
     ライブラリーですね

ハスキー:そうだね。これだけでも、きちんと弦楽器その他が出来れば
     相当に使えるEXPだね

DAW.COM:ですね・・!

対応するエクスパンションボード
SRX-06 "Complete Orchestra"


Axial追加音色

スーパーソウはよく出来ている、JP-8080の代わりとして十分使っていける

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Roland FA-06/INTEGRA-7

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SuperSuperSAW

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Sounds of Summer 2014

ハスキー:前も言ったけれど、この追加音色はかなり使える。

DAW.COM:そうですね!

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ハスキー:この中のSS SUPER SAW W7というスーパーソウ音色はよく出来ている
      JP-8080の代わりとして十分使っていける

DAW.COM:そうなるとやっぱりFA-06やIntegra-7を
     購入したほうが良さそうですね

ハスキー:そうだね(笑)SN-Sだけでなく、SN-Aもやっぱり
     ティンバーで使ったほういいと思う

DAW.COM:そうですね。音源のほうがやっぱり便利ですね!

NYC Nightlife Remix Collection

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INTEGRA-7 Euro Attack Synth

ハスキー:これも非常に使える追加音色
     特にエレクトロに強いね・・!



Roland GAIA

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GAIA Trance Collection

DAW.COM:ついにGAIAもトランスですね!

ハスキー:そうだね。やっぱりスーパーソウの方がいいよね
     派手で(笑)

DAW.COM:そうですね(笑)

ハスキー:ただ、コーラスがついてないのが・・

DAW.COM:ですね。

ハスキー:まあ、だから、D-BEAMなどを活かして使うというのも
     いい方法。それでかなり蘇ると思う。

DAW.COM:なるほど(笑)

GAIA Dubstep Collection

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GAIA Animations

GAIA BPM 130 Auto Synth

GAIA Dubstep Wobble Bass

GAIA Electro Hot !

ハスキー:その他のエレクトロ風の音色も入れてみるといいね。
     最近は、トランス+エレクトロというのが流行りだからね

DAW.COM:ですね!いいとこ取りですね。

ハスキー:うんうん!

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Roland SYSTEM-1

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マスターオブシンセサイズプロ

ハスキー:各自作るしかない(笑)
DAW.COM:そうですね

ハスキー:それでもスーパーソウシンセとしての機能は
     満たしているわけで。きちんと使えばいい感じになるね

DAW.COM:そうですね!

ハスキー:使っていくべきはやっぱりスーパーソウとエレクトロ風の
     激しい鋭角的な音だと思う。

DAW.COM:なるほど、流行に沿った形ですね。

ハスキー:そうだね(笑)

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Roland 7X7-TR8 Drum Machine Expansion for TR-8

DAW.COM:Tr-8で使えるTR-707 and TR-727のエクスパンションです。

ハスキー:そうだね。TR-7X7というとパーカッションの印象しかないし
     相当にマニアックだけど面白い追加エクスパンションではあるね!

DAW.COM:そうですね!

ハスキー:とりあえず、TR-8を強化できるというアイデアがいいと思った!
     追加のTR-909、TR-808系音色も同時に収録されているし

DAW.COM:音色を手軽に追加出来るのはやっぱり強みですね!

新しいソフトシンセ Roland SoundCanvas for iOS

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ハスキー:温故知新のSC-88のiPad版
DAW.COM:懐かしいですね昔からのファンには
     たまらないソフトです!

ハスキー:うんうん、それでも、
     これだけ音源の音色がシンプルな方が
     最初の一歩にはいいと思う。

DAW.COM:そうですね、初心者のうちは
ハスキー:たくさんあっても迷うだけですよね・・

     その通りだね。だからまずGSなりGM2なり
     その中の音色を使いこなすことが大事だね!

     例えば、ロックとかゲーム音楽とかSC-88でも
     十分創れるからね。
     それがCaliopリードだとしてカリオペってなんだよ?
     ってことから始めないといけない(笑)

DAW.COM:ですね!

ハスキー:苦手なのは、やっぱりトランスと新しいエレクトロ
     これはもうFA-06なりSYSTEM-1から創る方がいいね。

DAW.COM:ソフトシンセではどうでしょう?

ハスキー:うーん・・NEXUS!!!(笑)
     KOMPLETE10 ULTIMATEを全部入れてもいけるかな(笑)

DAW.COM:そうですね(笑)


面白いプラグイン

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Zynaptiq OrangeVocoder AU

DAW.COM:これは・・黎明期からあった伝説のボコーダー!!

ハスキー:そうだね。懐かしすぎるけれど、温故知新の
     傑作ボコーダーだね。
      一時期、他のボコーダーを使っていても
     オレンジボコーダー?と言われたぐらい有名なエフェクターだね。

DAW.COM:リニューアルしたメーカーさんにはがんばってほしいですね。

ハスキー:そうだね!ProSoniqのプラグインは使えるものが多かった
     Amibsone 3Dとか貴重な3Dエフェクト。
     ただ、目新しいからあんまり注目されなかった
     技術的には素晴らしいものが多いよね。

小説SIFに関して

DAW.COM:非力な女子ってやっぱり剣もって戦うのって無理なんですか?

ハスキー:うーん(笑)やっぱり魔法使いとかは無理だと思うな(笑)
     魔法”少女”のようには都合よくいかないね(笑)
     中世の世界の武器のロングソードとかって切るよりも”叩き切る”
     という武器だからね。自重と強度でどうにかするような。

DAW.COM:日本とは違う?

ハスキー:うんうん。日本の刀とは大分違うよね。
     そちらは切ることを重視している。

DAW.COM:軽ければ大丈夫ですか?

ハスキー:うんうん、例えば、細身の剣とか・・
     踊り子とかでも持って戦っているイメージ。

DAW.COM:でもあまり期待はできませんね(笑)

ハスキー:そうだね(笑)中世の戦闘の主役はそれこそ
     「槍」と「弓」だからね。次は斧や大剣という話

     日本だと佐々木小次郎が、”物干し竿”とよばれる
     そうとうに長い刀で戦ったけど、
     相当に振り回すのが大変だったという話

DAW.COM:なるほど・・!それではありがとうございました!!

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  • 最終更新:2016-04-17 18:25:18

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