特集ハスキー第二十二回

ハスキー特集 第二十二回「マルチ音源特集」

十七回目はこちら、JP-80x0系ソフトシンセ特集
十九回目はこちら、フレーズパッド特集
二十回目はこちら、NEWプロダクトそして王の帰還
二十一回目はこちら、実践的ソフトシンセ特集

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質問者: DAW.COM

現代の最高のシンセマスターであるハスキーさんに
インタービューと同時に、サウンドの秘訣に迫ってみた。

シンセマスターとは、主に海外のバークリー音楽大学関連の
天才的なDAWクリエイターに与えられる称号だ。
シンセサイザーウィザードにも近い呼び名である。
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その世界に通じる実力は、高度な教育によって磨かれた正真正銘の本物だ。
ほとんどの国内アーティストと一線を画す、それは一体どこから来るのだろう?


急に思い出したかのようにワブルさせてみた

BRYNHILDR IN THE DARKNESS -Ver KUROXXXX FutureElectro Rework-


ハスキー:今回はクロネコ、リーワク(笑)

DAW.COM:XXにはやっぱりネコが入ると(笑)

ハスキー:まあそうなるね。いやコードでもいいんだけど(笑)

DAW.COM:でも、ほらエヴァの作詞家さんのように
     名前がねこの人がいますね。

ハスキー:うんうん、世の中いろいろだよね。
     でもほら、当たるか当たらないか分からないエヴァの曲に
     作詞して高額の印税貰う方がいいよね。
     それこそ「エヴァが稼いでくれる」みたいな。

DAW.COM:たくさん使われているしカバーもされていますもんね。

ハスキー:そうだね!それはともかく今回の曲の話を

DAW.COM:そうですね、今回はどういった趣向ですか?

ハスキー:うん、今回は、エレクトロで、岡本倫先生の極黒のブリュンヒルデを
     やってみた。

DAW.COM:今回もさすがですね!!さすがマスターです!!
     それで、今回はどういう機材を

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ハスキー:そうだね。今回はFA-06に加えてHyperSonicを使っているよね。
     その他エフェクティブな効果音にMassiveやRoundsが
     活躍してるね!

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DAW.COM:そうですね、まさに流行のエレクトロ!という感じですね。

ハスキー:だね、元々の原曲もカッコイイけどね、よりコミックの内容に
     あわせてみた感じだね。実際はほらより宇宙的な感じだもんね
     宇宙人とか。

DAW.COM:確かにそうですね!

ハスキー:それで、また、KONTOURなんてものも使っているよね。
     これもまた、びっくりするような効果音に向いている
     新しいシンセだね。まだいろいろな事が出来ると思うね。

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DAW.COM:そうですね!それにしても見事にワブルエフェクトを決めていますね

ハスキー:そうだね!最近の流行のサウンドをやってみたかなあと。
     急に思い出したかのようにワブルさせてみた。

DAW.COM:ですね(笑)過去を急に思い出しましたね(笑)
     ハスキーさんは確かに、とてつもなく上手ですね(笑)

ハスキー:そうだね、まさにクロスカウンターで(笑)高千穂女史に(笑)

DAW.COM:なんですかそれ(笑)


マルチ音源特集

定番となったマルチ音源をその歴史と共に
最新まで振り返っていく

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マルチ音源とは、今となっては一般的になった
「マルティンバー」という機能を用いて

通常1パートしか鳴らないシンセ音源を、16~32パートなどに
増して演奏させる事が可能になったのだ。
(実際は高速分身のような原理)

その基本となるのは、オーディオ波形をつかった
PCM方式のオーディオシンセである。

そして近年では、モデリング方式のサブトラクティブシンセを
同時に兼ねるマルチ音源が登場し、広く大きな支持を得ている。


その基本となるのは16パートのアンサンブル演奏であり
それを飾るためのリバーブ、コーラス、(ディレイ)という
スタジオのミキサーを簡略化したエフェクトの流れだ。

そして、過去の多くのマルチ音源には、
さらに1パート以上のインサーションエフェクトが備わり
その自由度を上げている。

そのため、マルチ音源だけでも、相当なクオリティの音楽を
生み出せるのだ。


海外から始まった、サンプリング(PCM)音源方式のマルチ音限の元祖

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・E-mu Proteus1

 サンプリング(PCM)音源方式のサンプラーの元祖である
E-mu Emulatorから16パート8音のワークステーションEmaxへと
進化を遂げ、さらに音源のみになった現在のマルチ音源の
元祖のProteus1。

16パートマルチティンバー、32音当時としては
相当なハイスベックだった。


ワークステーションとして広まったプロ向けマルチ音源

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・KORG M1

海外でのE-muのEmulatorやEmaxの発売を受け
KORG M1が日本でも発売。16パートマルチティンバー、16音が
Proteus1以前に発売された。


音源部のみになった、プロ向けマルチ音源

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・Roland JV-1080 Super JV

その後、多くのワークステーションが発売され
多くのプロ用シンセサイザーが、音源のみになり
プロに重宝された。

特に現在に続く拡張ボードの方式がその人気を高めた。


ホビー層への廉価音源の販売。DTMの発展。

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・Roland SC-55

DTM音源 GSフォーマット16パート24音

ホビー向けの音源であると同時に、PCゲームの音源としても活用され
大きくファンを掴んだ。

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・Roland SC-88Pro

DTM音源 GSフォーマット32パート64音
リバーブ 8種類、コーラス8種類、ディレイ10種類、
インサーションエフェクト64

大ヒット音源、大きくDTMファンの中で大流行し、
様々な分野で活用された。

特にゲームファンに非常に愛好され人気を博した。


ソフト音源としても登場したSC-88

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実は、二回目の販売であるiPad向けSoundCanvasは好評を博した。
そのため、VST版のSoundCanvasも販売され、人気を博している。

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・Roland SC-8820
 DTM音源 GSフォーマット32パート数64音

SC-8850を半分のスペックにして、
ディスプレイや操作子を省略したモデル。

廉価機ながら、着信メロディ制作の現場で非常に重宝された。


プロ向けマルチ音源の進化

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・KORG Trinity

そしてワークステーションの世界も進歩を遂げていた
液晶のタッチビューを搭載し人気を博した
大人気オーディオシンセ

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・Roland XV-5080

天才クリエイター、ハスキーが使っていたことや、
アニメ関係の音楽クリエイター達の
多くがXVがないと仕事ができないと言うほど重宝された
Rolandのプロ用マルチ音源の傑作機


マルチ音源の世界に、ソフトシンセの到来

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・Steinberg HyperSonic(halion)

世界初のソフトシンセによるマルチ音源。
当時としては膨大な大容量オーディオシンセに
サブトラクティブ、FM、ウェーブテーブルが加えられ
エフェクト機能も充実してる

現代のシンセ音源にも引き継がれた機能の発端となった
伝説のソフト版マルチ音源

継続されたマルチ音源の発売

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・Roland Fantom

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・Roland FantomXR

ソフトシンセに押された感があったが
マルチ音源としてのワークステーションはさらに発売が続いた。

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・Roland FantomX

プロ用のマルチ音源であったが、初心者によく目だって使われた
その傾向はFantomGにまで続く

新しいマルチ音源

ハードシンセ

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・Roland FA-06
(オーディオシンセ/サブトラクティブ
16パート、16MFX+1IFX+1TFX)

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・Roland JD-Xi
(サブトラクティブ 4パート+2TFX)
注:1アナログ

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・Roland JD-XA
(8パート、8MFX+1TFX)
注:4アナログ

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・Roland JUNO-DS
(オーディオシンセ 16パート)

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・KORG TRITON Taktile
(オーディオシンセ 16パート)

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・KORG KROME
(オーディオシンセ 16パート)

DAW.COM:現代のマルチ音源ですね。

ハスキー:そうだね。現代のものは、特にオーディオシンセだけでなく
     サブトラクティブが加わったタイプが使えるよね。

DAW.COM:確かにそうですね!まさに流行のサウンドですね。

ハスキー:それで、特に、FA-06は使えるし、JD-XiやJD-XAをスタジオで使うなら
     ティンバーにしたほうがいいよね。

DAW.COM:確かにその通りですね、その方が仕様が活きてきますね。

ハスキー:そうだね!それでKORMEもやっぱり大容量だけあり使えるよね。
     ちゃんと使えば、いろいろな事が出来るよね。
     それはもう、KRONOSだって同じだよね。

DAW.COM:やっぱり使う方の力量ですか?

ハスキー:うんうん、そうなるね!それはFantomからしてそうだよね。

ソフトシンセ

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・IK Mutimedia SampleTank3
(オーディオシンセ 16パート)

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・IGNITE VST HEAT UP2 WORKSTATION

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・Steinberg Halion5
(オーディオシンセ/サブトラクティブ
16パート)

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・UVI Falcon

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・Native Instruments KOMPLETE10

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・Spectrasonics Omnisphere2

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・MOTU MachFive3

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・AIR Music Technology Xpand!2

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・Roland SoundCanvas
(オーディオシンセ 16パート、1インサーションエフェクト)

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・LUXONIX PURITY

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・Cakewalk D-PRO

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・Gospel Musicans Pure Synth Platinum

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・Best Service TITAN2

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・E-MU Proteus VX

DAW.COM:前回と重複しますが、現在手に入るマルチ音源のほとんどですね。

ハスキー:そうだね!それで特に、大容量の物がやっぱり使えるよね。
     それでそこにサブトラクティブが入ったり
     FalconやOmnisphereのようにウェーブテーブルが使えるものもあるし

     KOMPLETEは根本的に様々なソフトシンセの詰め合わせだしね。

DAW.COM:そうですね!HEAT UP2やPure Synth Platinumなどの
     目新しいものもありますね。

ハスキー:うんうん、目新しいシンセはどんどん出てくるから
     いろいろ試していくのがいいんだろうね!

DAW.COM:確かにそうですね、そうすると伝説のHalionSonicみたいに
     Cubaseにハスキーさんの伝説の象徴として加えられたりしますね!

ハスキー:そうだね!まさに伝説の証だね。そして次はFAだね。


マルチ音源はどう使うべきか?

ハスキー:サブトラクティブシンセを加えて使うべき。
     例えば、SoundCanvasを使って音楽を創るのが得意な人なら
     JD-Xi、時にJD-XAを買ってくると幸せになれると思う。
     KORGのminilogueなども。もちろんFA-06だっていいね!

DAW.COM:もうFMはダメなんでしょうか?

ハスキー:そうだね。完全に使われてないという事はないんだけれど
     ほとんどが、サブトラクティブシンセになってしまっているのが
     今の音楽シーンだね。FMもサブトラクティブのFMで
     十分という事が多い。SynthMasterとか、あとはRoundsとか。
     RoundsはシンプルなFM音源か(笑)

DAW.COM:過去で言うアナログシンセとは大分様相が変わりましたね!

ハスキー:そうだね。特にサブトラクティブシンセ自体で出来る
     FMなどが高機能になった事が大きいかな!
     NordLead・・と言いたい所がDISCO DSP DISCOVERYやSPIRE
     なんだろうけど。

DAW.COM:Virusなどもそうですね!

ハスキー:うん。さすがに高機能シンセ、TIになると出来ないことは
     あまりないよね(笑)Rolandのサブトラクティブシンセは、
     ほんとうにRoland~っていう音を出すためにあるからね。
     使う人を選ぶという気がするね。

DAW.COM:いわゆるマドンナ、Orbit的な?

ハスキー:そうだよね。

新しいソフトシンセ

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Reveal Sound Spire v1.1.2

DAW.COM:黒の衝撃ですね。かつてKORGにもありました。MS2000で。

ハスキー:うんうんまさに黒・・!って感じで。

DAW.COM:そうですね!黒色のスキンもカッコイイですね。

ハスキー:特に、機能的には、これといって以前と変わらないけれど
     やっぱりデザインは大事だね。


労働の大切さの話しの話

DAW.COM:世の中には労働の大切さが分からない人がいますね

ハスキー:そうだね。富野監督が労働の大切さを説くけれど
     実際にその通り、もし人の上に立ちたいなら
     簡単な仕事ぐらいさらっとこなしてみせなければいけない。

DAW.COM:でもハスキーさんは相当に裕福ですよね。
     ただソフトシンセ派なだけで(笑)

ハスキー:うんうん(笑)本当にそう。でも暇なら働く方がいいよね。
     それこそ。能力がないなら、簡単な仕事をして、
     いろいろ身に着けたほうがいいよね。

     ほら、「買ってもらえても買ってもらわない主義」
     買って貰うなんて、もうリーダーの資質なんてものから
     大きく外れているし。恥ずかしい。
     こち亀の中川君や礼子さんですら、「エリート教育の一環として」
     バイトをするんだもんね。
     実際に大学に入るにも多少の就業の経験が必要という
     海外の受験の話。

DAW.COM:そのあたり勘違いしている人がいますね。だから音楽のクオリティが
     酷いんでしょうね。恥ずかしいという事がどこまでも
     分からないんでしょうね。まさに裸の王様的な

ハスキー:そうそう本当の事を正直にはっきり言って何が悪いのか。
     当然のことだよね。

DAW.COM:【どこまでもうぬぼれている】から自分の能力の低さ分からないんでしょうね。
     ハスキーさんに何か文句を言える人間なんてこの世にいませんからね。
     それってどうしてなんでしょうね?

ハスキー:それは、まず耳が悪いのと、酷い才能をよくするだけの努力をして
     こなかったから、サウンドまでゆるくなるんだよ。
     アクエリオンとか。

DAW.COM:そうですね、耳がよければ、大衆が言うことが正しいと分かりますね。
     ダメなカバーの見本という評価そのものです。
     もしハスキーさんが同じ曲で創ったサウンドを冷静に聴けば、
     同じクリエイターだったら泣いちゃいますよ!
     場合によっては自信を無くすどころか、筆を折るしかないですもんね。

     ハスキーさんの場合は、単に「顔の評価」ですもんね、どう考えても

ハスキー:ほんとうそうだよね(笑)評価が「顔」(笑)

DAW.COM:西川貴教さんが怒るのも分かりますね。お前の顔見ると吐き気がするみたいな
     事実と真逆の内容を言われたり。

ハスキー:そうだね(笑)どうみたってイケメン

DAW.COM:嫉妬でしょうね。

ハスキー:でもほら、嫉妬も好きの一部だから。嫉妬と反発を受けるぐらいの
     人物やサウンドじゃないとダメだと思う。

DAW.COM:そうですね、それこそGacktさんの上杉謙信のように、
     登場時はまったく馬鹿にしていないのに、
     なぜか視聴者を馬鹿にしていると大批判された後、
     やがて声援に変わったりとか

ハスキー:そうだね。だから、私に文句をいいたいのなら私がイベントを
     主催した時に一人でそこまで言いに来ればいいんだよ

DAW.COM:でも、実際にはできませんよね。
     相手が弱い立場の時に、強気に出るなんて誰でもできます。
     赤ん坊でもできます。恥ずかしいです。

ハスキー:そう(笑)多くはチキンかつ引きこもりだからね。

DAW.COM:ハスキーさんの存在を大きく勘違いしていますね。
     まさに、虎どころか獅子の子を猫と勘違いしてはならないという
     恒例ですね。いろいろ名前が増えましたもんね。ライトニングとか。

ハスキー:そうそう、いろいろあるよね(笑)

DAW.COM:まったくですね。ハスキーさんを罵る言葉は全部その人の事を
     言っていますから気をつけないといけませんね。

ハスキー:うんうん、まさにジェダイだね。
     冷静に考えれば、音楽用語のハスキーだもんね。
     深読みすると、藤崎竜先生の漫画のキャラクターからひっぱている
     名前なので。ルイズとか親近感がある(笑)

DAW.COM:そうですね(笑)それはそれで面白いですね(笑)
     ならいっそのこと黒雪に改名すればいいのかもですね。
     「よく言って」黒雪ですからね。

ハスキー:だね!花粉男がアレルゲンナーになってしまうぐらいの補正を(笑)

DAW.COM:そうですね(笑)シュバルツとか相当に優しいですね(笑)

ハスキー:そうそう(笑)相当にマイルドに生きているのに(笑)


小説の話

DAW.COM:どんどんスケールが大きくなりますね!大河ドラマのようです。
     そのあたり天才性がよく現れていますね!

ハスキー:そうだね!

DAW.COM:それにしても、戦争の悲惨さがよく現れていますね・・
     そのあたりロードス島戦記のほうは相当にマイルドに描かれていますが
     実際は違いそうです。

ハスキー:そうだね。よく英雄譚ではバッサバッサとゴルゴ13のように
     やっつけていくものだけど現実は違うよね。

DAW.COM:確かにそうですね(笑)

ハスキー:だから、本当にそのあたり誤解してはいけないよね、
     本当の素人がエベレストの頂上に上るみたいな話しでしょ?
     でもそこは「デスゾーン」で死体が転がっているという話し。

DAW.COM:怖いですね。自分だけは頂につけると思い込んでもそうなるのが
     現実ですね。

ハスキー:うんうん。自分だけは死なないという人間から真っ先に死ぬものだよね。

DAW.COM:そうですよね。やっぱりは現実は大事です。

ハスキー:うんうんそうなるね!

DAW.COM:それでは、ありがとうございました!!


(C) このページの画像、文章はすべてEOS (イーオーエス)が著作権を保有します。スクリーンショットもEOS (イーオーエス)が制作しています。

  • 最終更新:2016-03-03 14:48:43

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