特集ハスキー

現代のシンセヒーロー1 「ハスキー」


haski.jpg

質問者: DAW.COM

現代の最高のシンセマスターであるハスキーさんに
インタービューと同時に、サウンドの秘訣に迫ってみた。

シンセマスターとは、主に海外のバークリー音楽大学関連の
天才的なDAWクリエイターに与えられる称号だ。
シンセサイザーウィザードにも近い呼び名である。
jp8080.gif
その世界に通じる実力は、高度な教育によって磨かれた正真正銘の本物だ。
ほとんどの国内アーティストと一線を画す、それは一体どこから来るのだろう?

特集ハスキー

フォロワーに関して


DAW.COM: 作品もリリースせず載れるのってハスキーさんだけですよね?

ハスキー:そうだね。でもほらリリースされてないのがたくさんあるし。

DAW.COM: カールルイス的に。でも、それも当然ですよね。
     DAWクリエイターだけでなく、サウンドデザイナー、音楽ライター、
     音楽評論家といろいろと業界に影響を与えすぎですね。

ハスキー:そうだね(笑)

DAW.COM:影響を受けたと公言して無くても
    あきらかに影響を受けてるフォロワーの人たちたくさんいますよね。
    まさに現代の古代雄三ですね。 植松伸夫さんがアクトレイザーに
      衝撃を受けてFFの音色を全部作り変えたとか・・

ハスキー:それがかっこよくていいなあ。モーツアルトと評されることもあるけど
     なんかそれは不名誉な気がするからね。モーリス・ラヴェルでありたい。

DAW.COM:でも、もうモーツアルトとサリエリじゃないですか?まさに!

ハスキー:そうかもね。

DAW.COM:あと結局、御坂 美琴の中の人はハスキーさんですよね。柔ちゃん的に。
    シンセ上手すぎますよ。 

ハスキー:何で女の子になってるのかは謎だけどね。(笑)
     オスカルのように英雄は、事実とお話が変化して描かれるものだよね。

DAW.COM:なるほど。

最初買ったシンセ


DAW.COM: 最初買ったシンセを教えてください。

ハスキー:とあるYAMAHAのオーディオシンセ、でもこれって中身ほとんど浅倉大介が
     作ってるんだよ。デモ曲のシーケンスプログラム、音色と・・
     まあほとんどFMシンセ。ASとしては微妙かな。

DAW.COM:マニアックですね。しかしその通りですね。

ハスキー:学校の帰り道に、楽器屋があってそこに数台展示されていたんだよね。
     それで触ってるうちに興味を持ったと。
     まあ、シンセを広めるという意味では正しかったよね。
     そもそも、全部、広告塔の人が作ってるなんて普通は思わないし

DAW.COM:なるほど。シンセの内部の設計などは完全にヤマハの人ですからね。
      どうやって使いこなせるようになったのですか?

ハスキー:まあ、マニュアルを一生懸命読んだんだね
     コミックマニュアルとか今には無い面白く分かりやすいものも
     提供されていたし・・

     ムックもあったし、今はなき(笑) キーボードスペシャルもあったし。

DAW.COM:良い時代ですね。 

ハスキー:それでSay Anythingとかを何の知識も無くシーケンサーにプログラミングした。
     まあその頃もいまでもXの人気って凄かったよね。
     当時、周囲には誰もそんなことやっている人間はいなかった(笑)
     どこもバンドでしょ?バンド全盛の時代。

DAW.COM:その時代って情報とか、まったく無いですよね?

ハスキー:そうだね。インターネットもないわけでしょ?
     今みたいにネットで調べて覚えるなんて困難な時代
     それが少し後になると、いろいろ出てくるよね。

音楽的な影響について


DAW.COM:音楽的な影響について

ハスキー:最初はゲームミュージックだね。
    一番最初に買ったCDがドラゴンクエスト3だからね。すぎやま先生。
    あとはFF、イースだよね。

DAW.COM:植松伸夫さんや、古代祐三さんですね。
    
ハスキー:うん、あと、高校生の頃にマクロスプラスで、
    菅野よう子に影響を凄く受けてる。
    オーケストラだけじゃなくて、サントラ的に
    エレクトロニカも使われてるよね。

    その当時少量でも日本で一番上手かった人って
    菅野よう子なんだよね。

DAW.COM:なるほど、ハスキーさんって良い曲を聴き当てますよね。
    そこからいまのように変遷するのは?

ハスキー:一番最初に、興味を持ったのはUnderWorldだよね。
    そこからWillam Orbtit、Ferry Crstern(SystemF)、Rank1に影響を受けているよね。
    あと、DarftPunkも。最近はBT。

    エレクトロニカってマドンナの影響が世界的に大きいでしょ?
    ミルウェイズとか。

    いわゆる海外の本物のプログレッシブハウスとも呼ばれる
    トランスミュージックだね

DAW.COM:なるほど確かに納得ですね。
    今のようになるポイントは洋楽だったんですね。

ハスキー:あと、90年代後半の日本のトランスらしきものはやっぱり出来てない
    結局J-POPでスーパーソウ使ってみましたみたいな。付け焼刃的な
    そこからいつのまにかギャルの音楽になってるでしょ?
    それも間違い(笑)

DAW.COM:なるほど、それがハスキーさんが出てきてから
    より海外的なサウンドになりますね。

ハスキー:今、Armin van Buurenが王室に呼ばれちゃうぐらいだからね。
    実際はもっとクラシックよりの音楽ってことだね

次に買ったシンセ Cs1x と Still in the Forest


DAW.COM:次に買ったシンセについて教えてください。

ハスキー:まずとあるYAMAHAのを売ったわけ。
    そして新しいCs1xに買い換えたんだね。

synthi.gif
DAW.COM:わらしべてきな?

ハスキー:うん、わらしべだね。どんどん交換していくの。聖剣伝説2でもいけど(笑)
    とあるYAMAHAのは、PCと連携するには向いてない。
    で、それじゃいけないと思ってCs1xに乗り換えた。
    そちらはちゃんとしたAS。FMが混じっていない自然な生楽器の音色も出せる。

    その当時はSC-55でゲームミュージックとかを鳴らすが
    流行だったんだね。だから古代雄三さんや植松伸夫さんがヒーローだった頃なんだ。

    そしてそこから草根ネットからMAGファイルという
    画像と音楽ファイルが一緒になった形式のデータを鳴らしていたんだね。

DAW.COM:そうですね。みんな55や88でイースやFFを鳴らしてましたよね。

ハスキー:FF6とかどこのPCショップに行ってもかかってたよね(笑)

DAW.COM:それでCs1xで最初の作曲をしたそうですが?

ハスキー:うん、最初に持っていた非力なMacとCs1xそしてなんとMIDI GRAPHYで作った
    小さなオリジナル曲が作曲できた、だから最初はゲームミュージックを作ろうとしていたんだよ。
    その曲を作った当初。こんなものが作曲なのだろうかと思っていたけど、やっぱりそれが作曲だった。
    だから最初の頃の曲はFFの影響が大きいんだよ。
    「涙を拭いて」とかFF6のオペラとかこの頃の植松伸夫さんのメロディセンスはやっぱり凄かったよね。
    どうしても伊藤賢治さんが陰に隠れてしまうそう言う時代だよね。

    だから、その時代の伊藤賢治さんが好きって言う人たちは
    陰に隠れているたいした連中じゃないってことだ。
    そこで、古代がっていう風に言えたら一流だと思う。その時点で負けてるね。

    そんなんで表出ちゃダメ。やっぱりメラゾーマやギガデインじゃないと
    アルテマでもいいけど(笑)

    表立ってはいわないけど、やっぱり勝つ人は古代がっていってたし。

DAW.COM:な、なるほど。辛口ですね。そしてCs1xで大量に曲を作られていますよね。

ハスキー:実は、当時使っていたシ-ケンサーソフトはCakeWalkなんだ。

DAW.COM:それも意外ですね?Cubaseのイメージが強いですよね

ハスキー:でもMIDIプログラミングだけならCakeWalkが一番便利だよ。
    エクスルクルシープとか編集するなら絶対CakeWalkの方が便利。

    もう、1から全部作ってる。ジャズの曲もあるけど
    それも最初から作ってる。
    聴く人によってはもうYAMAHAの商用データーと聴き間違えるぐらい・・
    おそらく、全国のXG音源クリエイターの中で三位には入ってたはずだよ。

    なんか中村光一さんの伝説と混同されてるけど。

    実際に応募したのはコンテストでなく、
    いろいろな会社の作曲家・音楽クリエイターの応募なんだね。

    実はファルコムにも出したんだよ?
    このあたりはドラフトのようなものだと受け止めているね。

DAW.COM:なるほど、深いですね。

ハスキー:そう、そしてインターネットが始まった時にファルコムのサイトで
    MIDI曲を落としては聴いていたんだ。
    「TO MAKE THE END OF BATTLE」とか(笑)
    でもイースはエターナルまでプレーしたことがないという。

DAW.COM:それでよくファンタジー小説書きましたね(笑)


ハスキー:そうだね。そしてイースエターナルの付属のCDから
    FM音源の使い方を学んだんだ。なにしろ、本当に名前どおり失われた古代技術で・・
    そこで初めて本格的なFM音源の音を聴いたといっても過言じゃないよ。

    実際にFM音源を習得するのは、EX5のAN音源や、DX10などのソフトシンセなどからだね。

DAW.COM:SIFは、初期の頃からでもカッコイイタイトル多いですよね。

ハスキー:LEDとか?後から聴くとかなりカッコいいよね。誰この曲作ったの?
    とか後で自分で思ってしまった。
    タイトルに関してはまあお前はナルカナかよっていうレベルで

DAW.COM:(笑)確かにカッコいいですよね、小説がゲーム化されたら使うんですか?

ハスキー:そうだね。最後の方にかかる曲として・・・でもその曲って
    最初XGで作っていたけどGMで音色が狂った方のが良かった・・のを
    採用したって言う曲でしょ?(笑)

DAW.COM:QYはつかって無いですよね?

ハスキー:使ってない。QYで曲を作るっていうのは、内臓のパターンやら場合によっては素材集なんかも
    使えるよね。

DAW.COM:Twiddly Bits?

ハスキー:そうそう、FDごと売っている。それを使って「出来た!」
    っていうのはマズイよね、プロとして。お金の亡者としか思えないな。
    そうじゃないと短時間に作るのは無理だね。
    でもそれだとリズムがしょせん借り物になる。

次に買ったシンセ EX5


DAW.COM:次に買ったシンセについて教えてください。

ハスキー:その後、Cs1xの次にEX5を買うんだね

DAW.COM:またわらしべ?どんどん強力になって行きますね

ハスキー:そう。それがもうさっぱり内容の分からないシンセで。
    大学でC言語を学んだりして、かなり書けるのにわからない。

DAW.COM:EX5難しいですよね。プロでも完全に扱える人はいませんでしたね。

ハスキー:そうだね。それで、マニュアルを擦り切れるまで読んで
    コツコツ音を作ったんだね。内臓の波形を全部チェックしたり、
    音色を全部調べてみたり・・

DAW.COM:浅倉大介といい勝負じゃないですか!

ハスキー:そうだね(笑)そしてモデリングシンセがついていて
    FM的なパラメーターと2OPのアルゴリズム構造を持っていたんだ。
    だからキャリアとオシレーターの関係をそこで学んだんだね。

DAW.COM:もう話についていけませんが・・

ハスキー:まあここからより本領で(笑) AS部分にしても
    フィルターの種類がたくさんあったり、エンペローブのディケイが二段式になってたりと
    とにかく難しいものを地道に理解していった。

DAW.COM:途方も無い話ですね。

ソフトシンセへ


DAW.COM:そこからソフトシンセに至った経緯を教えてください。

ハスキー:うん、EX5はただ、単体音源として使うのはいいんだけど、MOTIFほど        
    内臓シーケンサーをメインに使うには洗練されていなかった。

DAW.COM:そこで・・DAWがでてくる?

ハスキー:そうだね。そういう不便さがあったからDAWに移行したわけだね。
    CakeWalkでオーディオトラックがちょっと使えるようになってきた時に
    プラグインエフェクトが、もうおもちゃレベルなんだけどついてきはじめたんだね。
    でも、プロの使っているプロツールスやデジタルミキサーにはまったく対抗できない代物だった。

DAW.COM:そこでCubaseですか?

ハスキー:そう、そこでCubaseのバーチャルスタジオテクノロジーに出会ったわけ。
    それはもうDTM側からの流れ。 いわゆるプロはそんなものおもちゃだと思ってた。

DAW.COM:でもおもちゃじゃなかった?

ハスキー:うんNEONはおもちゃなんだけどね。でもPro52、PPG Wave、Attackなどはおもちゃじゃなかった。
    PPGなんて、本物よりいいでしょ。本物はかってもたぶんガラクタ同然だろうし・・
    デジタル系に関してはもう本物そのものだよね。

DAW.COM:深い。

ハスキー:そこからHalionの登場で、大きく世界は変わるよね。
    ハードディスクストリーミングとかも画期的だった。

DAW.COM:世界初の大容量VSTオーディオシンセ(詰め替え式)ですね。

DAWでの内部完結の手法 Last Balletについて


DAW.COM:現在の内部完結の手法ってハスキーさんが考えたものですよね?

ハスキー:そう。Last Balletで。

DAW.COM:もうDAWにおける手塚治虫ですね。VSTの創始です

ハスキー:そうそう。現在のたいていの手法は私が考えてるよね。

DAW.COM:それがなかったら、まだ今もみんなハード使ってますよね?

ハスキー:そうだね。時代が進んでないよ。 ソフトシンセを初期に注目して広げてきたのは
    私とt-kimuraなんだよ。あとエンジニアとして渡部高士。

    VSTはCubaseVST5の頃からだね。その頃ってVSTってなんだよ?って状況だったでしょ?

DAW.COM:そうですね。ハスキーさんとt-kimuraさんですね。VST広めたのは。

ハスキー:音楽雑誌のほとんどはスルー。逆にDTMの方で紹介されてた。
    そもそも世間はいまだにソフトシンセって何?って状況でしょ。
    女子高生とか絶対に分かってないから。
    ハードシンセですら何?っていうレベルでしょ?

    N.Iのスティファン・シュミット氏って凄い天才でしょ?
    Neonがやっとのその当時にGenreatorとか作っちゃってるわけで
    コンピュータープログラマー的な側面から見ると、
    どこまで頭いいのかと思いたくなるよね。でも誰も理解できなかった。

DAW.COM:そうですね。

ハスキー:文献にあるけど
    DTM音源の不満を解消したんだね。EX5も持ってたけど。
    Pro52とwaldorfしかなかったんだけど。

DAW.COM:それでよく作りましたね?

ハスキー:もう三つしか同時に動かなかった
    リードの音色がもうPro52の一番最初の音。

DAW.COM:プリセットですね?

ハスキー:うん、NIプリセットよく出来ているからそれを使う方がいいよね。
    でも内部完結って音は確かにクリーンなんだけど、ノイズなどがまったくのらない
    無菌室みたいな状態なのね。

DAW.COM:綺麗すぎる?

ハスキー:そうそうだから最近はハードも戻して使っているわけ
    特にモデリングシンセのクオリティはまだモデリングの方が高いものが多いよ。
    V-STATIONは完全にハードと同じ音が出るけど。
    ソフトシンセはきちんと音が作れる人じゃないと扱いこなすのは難しいかもね。
    プリセットも良く出来てるけど。もっとチューニングする必要がある。
    私が使うと太いって言われるよね。

DAW.COM:太い?

ハスキー:そう、FM7使った場合でも太い!って言わせる。

    逆にそのまま使うなら細くてもいいジャンル、エレクトロニカなんかに向いているよね。
    もし、簡単にいい音を出したいならNEXUSを使った方が絶対にいい結果が出る

DAW.COM:なるほど。NEXUSを広めたのもハスキーさんですよね 
    一部の古い人たちの中に15年ぐらいソフトシンセを認めなかった人もいたみたいですが、
    ついにソフトシンセを認めました。

ハスキー:そうだね。もうかなり昔から(笑)いまはそんな人も凄い凄いいって使ってるよね。(笑)
    なんだよ使いにくいって、また嘘かよ っていうもう嘘つきの烙印を社会的に押されてる

    やっぱり使いやすいよねと
    音色作れないで泣くのならある物使いなよと。
    すでに匙を投げられている。

着信メロディのトップクリエイターに。


DAW.COM: ドワンゴというかイロメロミックス出身
    一番有名で優秀なのは間違いないですよね
    イロメロミックスの中ではハスキーさん以外に
    (表の)メジャーデビューできなかったからですからね。

ハスキー:そうだね。着信メロディの会社(イロメロ)と
    ネットワークゲーム(ドワンゴ)ってもともと別の会社で、
    ネットワークゲームの方はまああまり受けてなかった・・・
    そこで出てくるのかイロメロミックス。

DAW.COM: そして大当たりした

ハスキー:そう、やっぱり天才だったって事だね。
    着信メロディの方は大当たりして休む暇も無く忙しかった。

DAW.COM: 携帯のサウンドチップの音色開発をしてますね。

ハスキー:こんな音色で!と他社の音色を上回るように作るんだね。

DAW.COM: 好きですよねそのフレーズでも確かに実際に他社を圧倒しましたね

ハスキー:そうそう、他社のサウンドはまあ目じゃない。商用ではまあ勝てる所はないよね。
    他社より圧倒的に太く大きく作るの。完全再現というよりはリワーク的な。

DAW.COM: それでもとある昔のデジタルバンドの曲を完全再現してますよね。

ハスキー:そう完全に再現されてる。同じFMだから当然だね。
    もう本人作ったんじゃないの?っていうレベルで・・

DAW.COM: でも作ってるのはハスキーさん。

ハスキー:そうそう。 あと着信メロディの声ネタはたいていそっくりさんだね(笑)

DAW.COM: もうジャミロクアイ並に続きをハスキーさんが作った方がいいですよね
     着信メロディと大差ない?

ハスキー:そう昔の機材なんてMA5のチップと代わんない(笑)
    実際にDX7を使ってみたけど、もうこれは無理だって思った。
    鍵盤がスイッチ。
    実際に同じようなチップを使ったDXの種類もあるよ。

DAW.COM:もう着信メロディの時期にすでにVSTを使っていますよね

ハスキー:そうそう、イロメロミックスの着信メロディの原動力になったのは
    絶対にVSTなんだ。
    社内に何も無い、でもそんな所でも、スタジオ並みの性能が出せた。

DAW.COM:それはまさに強力ですね。

ハスキー:ここですでに、ソフトシンセの数々が使われているんだね。
    他社はまあ遅れてたわけだね。

DAW.COM:それは勝てるわけ無いですね。つまり大体的にソフトシンセが使われたのは
    イロメロミックスの着信メロディが世界で初だということになる?

ハスキー:そう言うことになるね。

DAW.COM:使っていた環境は?

ハスキー:EX5に代わり、XVが多く使われているよね。
    Roland、YAMAHA、Korgと揃っていたけれど、
    一番使われたのはRoland。

    なにがいいんだろう?ブーストがいいんだろうね。
    昔の「輪舞」(*少女革命ウテナのOP曲)とかだってそうでしょ?

    きちんとカードが四枚増やされている。
    XVの波形ってやっぱり増やしてこそだから。

DAW.COM:正しい選択ですね。

Still in the Forest


DAW.COM:主にMUZIEで、たくさん聴かれた、Still in the Forestについて

ハスキー:なんかもうみんなこっちの方が好きって人が多いんだよね。

DAW.COM:だから復活してみた?

ハスキー:そう。いろいろなジャンルをサントラ風に手がけるのがいいんだろうね。

DAW.COM:Awaken From Virtual Realityとか傑作ですよね。
    どこかアンダーワールド的だけれど、似てない。

ハスキー:今風にリワークしたらライブで盛り上がるだろうね(笑)
    A1が相当なってるけどなかなかいい音してるね。

a1.gif
DAW.COM:waldorfとは思えない音ですね。メインのシンセはきちんと音色を作った?

ハスキー:それはもうさらっと音色をA1で作ったんだね。

    ロボ声とか良かったよね。A1のパッチがそのままなってるのって
    この曲ぐらいなものだもん

DAW.COM:まさにシンセのお手本のような曲ですね。聴いたら間違いなく目が覚めますね。
    この当時、どうも隠れたファンがいたようですが?

ハスキー:そうだね、妙なダウンロード数だったしね・・・これで
    どうもショックを受けた人がいるみたいなんだよね。

DAW.COM:ピカソ的な?

ハスキー:そう、だったら潔く筆を折って欲しいよね。ピカソの師匠は潔かったよね。
    逆にモーツアルトに対するサリエリだ。
    いつまでたっても、トランス出来てないってことが分からない。

DAW.COM:それはまた大胆な意見で。

ハスキー:逆にいえば、私の曲がトランスだったんだってこと

DAW.COM:そうですね、やっぱり今聞いても良く出来てますね。
    SystemF(Ferry Corestn)の初期とか今のトランスとかもそんな感じですね。

SPACE MASTERを押し上げたHyperSonicとJP-8080


DAW.COM:SPACE MASTERで使われたHyperSonicについて教えてください

ハスキー:そうだね、実質的にEX5の後継のようなシンセだね。
    EX5がだめだったところが大きく改良されているよね。
    マルチティンバーできるのに、
    AS,サブトラクティブ、FM、WaveTableまで組みあわせてつかえる
    XV的な部分も持っている。

DAW.COM:大型シンセを持って無いようで持っている?

ハスキー:そうだね(笑)実はあるんだ。

    ここで、より海外のトランスらしくなったよね。
    結局日本人はとランスできたと言い張ってるけど
    出来てないでしょ?
    出来たのは私からだね

DAW.COM:そうですね。

ハスキー:似たようなのはあるけど、結局、日本人の音なんだよ
    海外の音じゃない。

DAW.COM:むしろ日本の音にあわせて作りなした?

ハスキー:そう、こちらはガンダムを頼んだですよ?みたいな
    でも元のほうが海外の音。

       でもギャルとかギャルサーとかいうのは
    本来トランスとは何も関係ない。
    そんな文化は付随してこない。
    間違った輸入だったんだよ。
    これはR&Bにもいえるよね。
    広める方が都合のいい文化に変えて広めたという気もするね

DAW.COM:実はダサいって思ってた?

ハスキー:思ってた。日本人のクリエイターはまあ
    駄目だね。やればやるほどプリクラの音楽でしょ?

    エレクトロやEDMにも同じことが言える

DAW.COM:ライブ活動もしてますよね?

ハスキー:そうDJじゃなくて、いかにVSTiを大量に動かすかという挑戦

jp8080.gif
DAW.COM:SPACE MASTERで使われたJP-8000について教えてください

ハスキー:実際は8080だね。ソフトシンセで足りないところを外部DSP的に使う発想だね。

DAW.COM:日本ではあまり使われて無いけれど、海外では大人気ですね

ハスキー:そうだね。Rank1、Ferry Corstern、BTとみんな使ってるよね。
     まさにシンセマスターの象徴的なシンセだね。

DAW.COM:パワフルな音がいいですね。

ハスキー:そうだねなんか妙なパワーがあるよね。

TUBASAについて


DAW.COM:SPACE MASTERの傑作「TUBASA」に関して教えてください。

ハスキー:ドラムはHalionで鳴らしてる。鳴らしていけないわけじゃないからね(笑)
     CubaseとHalionの連携って強力だからね。
     もともとのサウンドはJOMOX AIRBASE。

DAW.COM:Android Dreamとか傑作ですよね。

ハスキー:なんか最初はなかったんだけど、アンドロイドの性能に人が憧れる
     イメージがついたよね。鋼の雪的に。
     ブレードランナーがやりたかっただけなんだ。

DAW.COM:ヴァンゲリスですね。

ハスキー:うん、むしろフィルムミュージックの影響下。

DAW.COM:ボコーダーが鳴ってますね

vocoder_c.jpg
ハスキー:そうだねこの曲のボコーダーは有名かもしれない。
     Cubaseの付属のボコーダーって明瞭でかなり使えるんだよ。

DAW.COM:とくにOrbital flihtの人気高いですよね?

     明るい曲がいいよね。こうなかばやけで創った曲。
     でも、いまの時代に必要な曲って絶対にこういう曲なんだよね。

シンセの音作りに関して


DAW.COM:ソフトシンセとハードシンセの音質について

ハスキー:ハードとソフトの差は単に演算能力の差なの。
     このあたりはITやってる人の方が理解しやすい。
     重い計算を専用のCPUをもつハードの方が早くやってのけるってことなんだ。

DAW.COM:使えないシンセはありませんよね?

ハスキー:そうそう、あとモジュラーはただのディストネーション。
     バーチャルパッチの方がいいね。
     でも複雑な事をすればなんか凄い音が出るわけでもないという

DAW.COM:でも複雑なソフトシンセが好きですよね?

ハスキー:扱いが難航なほど・・結局シンセはパラメーターが多い方が
     いろいろできるんだよ。シンプルなんていうのはわかんない奴の戯言。
     SAWやPLUSEの音が素で使えるのなんてチップチューンぐらいなんだから
     安っぽすぎるでしょ? それをいかに単なる~にしないかが
     サウンドデザイナーの腕の見せ所なんだよ。

DAW.COM:さすが。元天才サウンドデザイナーだけありますね。
    C言語も書けますよね?

ハスキー:当然。大学でC言語ばっかりやってたので。JavaScriptやActionScriptも得意

DAW.COM:アインシュタインとか天才にある傾向ですよね?

ハスキー:そうだね。熱中するとそればっかりやってしまうよね。
     でも熱しやすく冷めやすい。

DAW.COM:ソフトシンセを作らないのですか?

ハスキー:やればできるだろうけど(笑)
     もう画期的な理論が無いよね。だったらReaktorでサウンド実験する方が
     賢いかも。それは(コンピューター)プログラマーさんが作ればいいと思う。

DAW.COM:サードパーティも使用されてますよね

ハスキー:そう、いろいろ絵の具のようにシンセって必要なの。
     どこかに一色にしようなんてしちゃだめ。
     立体感がなくなるだけで。ペラペラなサウンドになるよ。
     事実そうなってるのが最近多いでしょ?

DAW.COM:メーカーの気持ち的には一社でやりたいですよね。

ハスキー:そうそう気持ちは分かるの。でもDTM音源と、本物のDAWって違うわけだね
     Cubaseの付属のプラグインで使えるのはボコーダー以外は今となってはない。
     むかしはそれでも良かったんだけど。だんだんクオリティが要求されるようになり
     重いソフトシンセを動かす必要が出てきた。

     HyperSonicでも軽いなって思うぐらい。

DAW.COM:でも愛用してますよね?

ハスキー:そう、そこから差し替えるんだね。場合によってはそのまま
     音色が採用される。凄くいい音色もあるよ。

DAW.COM:ハスキーさんがソフトシンセ使ってるとカッコよく見えますね。

ハスキー:なんでなんだろうね。セレクトが難しいからかもね。

DAW.COM:ビームスでバイヤーやれますね。

ハスキー:そうだね。セレクトショップと気があうよね。

DAW.COM:カッコよく見えるのは頭の良さじゃないですか?

ハスキー:そうかもね。少なくとも頭が空っぽだと思わせる言動はしてないよね。

DAW.COM:使ってみたいシンセは?

ハスキー:INTEGRA-7だね。これって昔使ってた
     JP-8080+XV-5080+ボイスカード
     という構成を製品化したものでしょ?

     もう少し要望をだすとすれば
     自分で波形を入れれるようにして、FMを入れて欲しいね。
     あとD-50やV-Synthのいいところを取り込んで欲しい
     Jpuiterよりもこっちらに鍵盤つけた方がいいかもね。

DAW.COM:なるほど

新しいCubaseに間して


DAW.COM:新しいCubaseはどう思いますか?

ハスキー:うーん、初心者向けの補助的な機能が増えたね。
     DAWとしてはもうSX3で完成されてるね。
     強化するなら、SONNAXとかでエフェクターを強化する方が良かったかもね。

     今後は新しいDAWが到来して、Cubaseも古いソフトになると思うね
     むしろCubase AIの方が広まって大きく活用されそうな気がするね。

DAW.COM:Cubase AI!?

ハスキー:そう、軽いしね。ただ歌を録音したい人とかに向いているよね。
     MOXとも連携するし。 MOXはまさに現代のとあるYAMAHAのオーディオシンセだね。

XCODEについて


DAW.COM:XCODEについて

ハスキー:まあ当然パヴァーヌのあとは、Adagio For Stringsも必要かもね。

DAW.COM:まだまだやるんですね。

ハスキー:そう(笑)

DAW.COM:やっぱりハスキーさんが出るとなんだかしまりますね
     もう、安定感があります。説明能力も高いし

ハスキー:そうだね。やっぱり付け焼刃では、どうにもならないね。
     シンセのスペックとか結局使いこなすには大事だしね。

マルチな才能

現代のライトノベルの原型?


DAW.COM:大学生の時代に、小説も書いている。これって今あるライトノベルの原型ですよね?

ハスキー:そう、いわゆるゼロっていう・・・どれがとは言わないけど(笑)
     異様に国語の出来る妙な高校生だったからね。

     なんか現実の高校時代の話と混ざってるのもあるよね。

     部長が未来人で・・は合ってる。こう未来的な新しい遊びをもってくる
     変わった人だったんだ。今はかなりの有名人。
     結局みんなスクエニでっていう。

DAW.COM:「同じ高校時代で有名になったもう一人の人ですね」

ハスキー:でも結局、自分の周りで有名になった人は、私含めて三人しかいない

DAW.COM:みんながみんな有名になれるわけじゃないですからね

ハスキー:そうだね。高校時代の友人はみんな大人なんだけど、
     それ以降はそうじゃないのがいるみたい(笑)
     アンリミテッドブレードワークスは絶対に夢落ちだし。

DAW.COM:自分も英雄に・・っていうあれですね(笑)

ハスキー:自分の身の程も分からずね。

DAW.COM:なるほど。ありがとうございました。

(C) このページの画像、文章はすべてEOS (イーオーエス)が著作権を保有します。スクリーンショットもEOS (イーオーエス)が制作しています。

  • 最終更新:2013-10-16 14:19:23

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード