オーディオインターフェイス入門

オーディオインターフェイス入門


 A I/Fの詳細な使い方について書いていきます。

マイスタジオの中核として
 PC、A I/F、シンセサイザー、etcをバラバラに自分の好みで選んで使いたいときに
やはりA I/Fが必要になります。

ほとんどのA I/Fには音楽を創るのに必要な機能はすべて揃っています。

入出力
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・XLR端子
マイクなどに良く使われる大きなプラグをつなぐ接続端子。
XLR端子には多くの場合、コンデンサーマイク用のファンタム電源(+48V)が使えるようになっていて、切り替えボタンがついています。
最近は、さらにHi-Z切り替えになっている事が多いです。

また、プリアンプを内蔵している事がほとんどです。

・TRSフォーン端子
普通のライン入力です。楽器に良く使われる小さなプラグをつなぐ接続端子。

・XLR/TRSフォーン端子
大きなプラグと小さなプラグ、両方つなげる便利な接続端子。

・Hi-Z
TRSフォーン端子にギター、ベースを接続するための高インピーダンス入力です。
簡単に言うと、ギターをつなぐ専用端子です。

・ヘッドフォンアウト
ヘッドフォンをつなぎます。最近の大型のA I/Fには二つ端子がつくようになったので、音楽クリエイターと歌う人ともにモニターしやすくなりました。

・モニターアウト
モニターをつなぎます。通常はパワード型のモニターをつなぎます。

PCとの接続
・USB2.0
最高480Mbpsの転送速度なので、スムーズにオーディオ信号をパソコンとやり取りできます。また、取りつけ・取り外しも簡単です。

・FireWire
最高400Mbpsの転送速度なので、スムーズにオーディオ信号をパソコンとやり取りできます。また、取りつけ・取り外しも簡単です。

・USB
最高12Mbpsの転送速度なので、そこそこの性能です。あまり転送速度の必要のない機器に向いています。

・PCI Express(旧PCI)
パソコンに直接取り付けるタイプで最高8GB/s。取りつけ・取り外しが難しいですが、安定性は抜群。

レイテンシーを補正する機能
 DAWを使って、エフェクトやインストルメントを使うと、本来は音の遅れが生じます。(それをレイテンシーと呼びます)
そのため、ほとんどのA I/Fはそれを補正する機能(規格)であるAudio UnitsやASIO(アジオ)に対応しています。
きちんと設定できれば、最近は、音の遅れを意識する事はほとんどないでしょうが、参考までに。

音の解像度
 ほとんどのA I/Fで音の解像度が24bit / 96kHzと言う風に定められています。一般に高ければ高いほど高性能です。
現在の標準は24bit / 96kHzぐらいです。CDの音質は16bit / 44kHz、DATは16bit / 48kHzです。
そのため、標準的なA I/Fの音質はDATの二倍と言う事になります。
48kHz以上の周波数は、人間の耳に聞こえない所までを扱っている事になります。

進んだ使い方

・ミキサーを導入する
A I/Fのみでなんでも行おうとせずに、ミキサーを導入する方が上手くいくときがあります。

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  • 最終更新:2012-03-09 01:03:45

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