マスター系エフェクター入門
マスター系エフェクター入門
DAWのミキサーのマスターフェーダー(最後のフェーダーです)で主に使用するエフェクターについて。 DAWのマスターフェーダーでマスタリング(プリ・マスタリング?)を行う事が出来ます。 上手にマスタリングできれば、そのままCD-Rなどに録音しても大丈夫です。
マスタリングエフェクトの基本的な使い方
マキシマイザー
マキシマイザーは単純に音圧を稼ぐのに使います。 音圧はいくらでも上がりますがやはりほどほどにしておくのが綺麗だと思います。
マルチバンドコンプレッサー
マルチバンドコンプレッサーを使うと、全体のミックスの音圧を稼げるのに加え、ミックスのキャラクターも変える事が出来ます。
コンプレッサー
コンプレッサーを使っても、少し全体のミックスの音圧を稼げます。
インサート系も使います
イコライザー
マスターフェーダーに指すと、全体のミックスの音の明るさをコントロールできます。最後の段階ですから、微妙な補正に使います。
ベースマキシマイザー
マスターフェーダーに指すと、全体のミックスの低域をコントロールできます。
空間系も使います。
ステレオイメージャー
マスターフェーダーに指すと、全体のミックスの広がりをコントロールできます。少し広げておいた方が良いようです。
ディザについて
ディザ
ディザリングアルゴリズムというエフェクターがありますが、24bitや32bitを16bitに落とすときに指しておくと、効果は分かりずらいですが、綺麗にダウンレートできるというものです。とりあえず、16bitに落とすときはマスターエフェクターの最後に指しておきましょう。(CD-Rなどに録音する場合)
音圧はどのぐらいマスタリングソフトで稼ぐべきか?
音圧は、ラウドネス(loudness)で表され,
各種マスタリングソフトで、サウンドの迫力=音圧を出していきます。
音圧をどのぐらいあげるか?は各ジャンルによりさまざまです。
クラシックのように、まったくラウドネスを必要としない
音楽ジャンルもある中、
特にトランス~EDMのように非常に高い音圧を必要とする
音楽もあります。そこに次ぐのがロックになります。
DAWでのマスタリングのポイントは、
特にVUメーターを必要とせず、
音楽ジャンルと聴感上の音圧との兼ね合いで決めていくべきです。
その時に、
高音(倍音)を多く含む音源は
当然、聴感上の音量が大きく聴こえます。
また、音数の少ない音源も聴感上の音量が大きく聴こえます。
そのため、特に聴感上の音量を意識せずに、
各ミュージシャンが自分が良いと思える音圧に
マスタリングソフトで調整すべきです。
時に、EDMなら、iZotope OZONEのような
マルチバンドを扱えるようなマスタリングソフトが
非常にその音楽ジャンルの質感を高めるのに有効です。
あまりDAWのレベルメーターを信じすぎず、
耳で実際に判断する方が良い結果になりやすいです。
耳で実際に判断する方が良い結果になりやすいです。
特に、80~90年代の2000年以降の音源の
音圧は、非常に低い物が多く
2000年以降の音源の音圧の比較にはなりません
非常に誤解を招きやすい部分ですが、
特にラウドネス(loudness)を計測するソフトや機能などで
音圧のあり・なしは一目瞭然になるでしょう。
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- 最終更新:2019-02-16 11:36:23